
サハでは、共和国の第4回トナカイ飼育者大会の準備が進められています。
サハ共和国では、2025年3月18日から20日まで、共和国の第4回トナカイ飼育者大会が開催され、20の地区から約250名の代表者がヤクーツクに集まります。大会には、国内の各地域や中国、モンゴルからのゲストも参加します。
この大規模なイベントの準備状況は、政府副議長セルゲイ・メスチニコフの会議で検討されました。
副議長は大会の開催において、ビジネスプログラムに重点を置くよう指示しました。このプログラムでは、総会、パネルディスカッション「21世紀第二四半期の北方の家畜トナカイ飼育」、セミナーなどが行われる予定です。
主な議題は、伝統的な生活様式の保存方法、若者のトナカイ飼育への参加促進など、現代的な課題が含まれています。また、大会の中で、2024年のトナカイ飼育分野におけるヴァシリー・ミハイロヴィッチ・クラドキン共和国国家賞が授与される予定です。
大会の代表者たちは、アルクティック州立アグロテクノロジー大学で短期の専門能力向上コースを受講します。また、共和国公衆衛生・医療予防センターでは、健康診断が行われます。さらに、ヤクーツクの観光名所を巡る見学プログラムや文化的なイベントも準備されています。
大会では、「遊牧民の世界」写真コンテストと「北極のトナカイ」絵画コンテスト(子供向け)、トナカイ飼育者の伝統的な民族衣装と北方の少数民族のスタイリッシュな衣装の展示、最優秀トナカイそり競技、民間工芸品の展示即売会、共和国「遊牧民の家族」コンテストなどが予定されています。
また、地域ごとのトナカイ飼育者のゲームが開催され、伝統的な業種の代表者たちがトナカイそりレース、アルカナ投げ、トナカイによるスキー引き、複合リレーなどで競い合います。競技には14の地区からのチームが参加します。主なイベントは3月20日にサイサリ湖で行われ、優勝チームには、アリロサ社から提供される「ウラル」型のワフト車が贈られます。
3月21日には、A.E. クラコフスキー名誉館で祝賀ディナーとコンサートプログラムが開催され、競技とコンテストの結果に基づく表彰が行われます。
イベントの主催者は、農業・食料政策省および北極圏開発省・北方民族担当省です。
なお、サハ共和国の第3回トナカイ飼育者大会は2017年に開催されました。ヤクート共和国のアイセン・ニコラエフ大統領が発表した北極圏の国家政策の戦略的命令に基づき、2030年までにアルクティカ地区での地元農産物の生産を2倍に増加させることが目標として掲げられています。
サハ共和国大統領府・政府報道部 2月 28日