アナバル地区は高速インターネットで完全にカバーされた最初の北極地域となった
サハ共和国大統領は、ユリュング・ハヤ村落に光ファイバー通信回線を敷設するよう命令した。この集落は高速インターネットを備えた極東の最北端となり、アナバル地区は光ファイバー回線に完全に接続された最初の北極地域となった。
今年の春、ニコラエフ大統領は北極圏や僻地での光ファイバー回線の建設についてプーチン大統領に報告した。 2020年に高速インターネットがオレネク地区、オレネク村とハリヤラフ村に登場し、2021年にはジリンダ村に登場した。昨年、通信回線はアナバル地方のサスキラク村に到達し、そこから短期間でユリュング・ハヤ村落まで敷設されました。
「今日、私たちは歴史的なイベントに参加しています。アナバル地区は、すべての居住地が光ファイバー通信回線に接続された最初の北極圏の地区になりました。実際、これは我が国の情報通信分野で起こった深刻な変化の象徴です。約10年前、ヤクーツク市には光ファイバーがありませんでしたが、現在ではすでに北極海の海岸に到達しています。非常に困難な北極条件の中、2020年以来オレネクから海、そしてユリュング・ハヤ村落まで到達し、オレネクとアナバル地区の人口密集地に光ファイバー回線を敷設した、英雄的な仕事をした従業員に対しロステレコムに感謝します」とニコラエフ大統領は語った。サハ大統領によると、サハ共和国は主な目標、つまりサハのすべての北極地域に高速インターネットを提供することに向かって進んでいるという。ジガン地区は光ファイバー回線が敷設される次の自治体となる。
「私は、現在ロシア連邦デジタル開発省と協力して実施している北極シナジープロジェクトについて言及しないわけにはいきません。このプロジェクトは世界規模であり、その実施の結果、北極圏に7,000キロメートルの光ファイバーが敷設され、13地域すべてに光ファイバー通信回線が敷かれることになります。私たちは、年末までに光ファイバーがジガン地区、ジガンスク市に到着することを強く望んでいます。私の信念は、北極圏の人々は共和国の全住民と同じ条件で同じ恩恵を享受すべきだということです」とニコラエフ大統領は付け加えた。
地区の中心地サスキラクからユリョング・ハヤ間に長さ143kmの路線が敷設された。光ファイバーリンク「オレネク→サスキラク→ユリュング・ハヤ」の全長は683kmになっている。
「今日、重要な出来事が起こりました。私たちは北極地域の別の居住地に光ファイバー通信回線を設置しました。 5 年前には、すべての中央領域でさえ光学機器に接続されていなかったことを考えると、これはほとんど不可能に思えました。しかし、サハ政府と通信事業者の多大な努力のおかげで、この地域のほぼすべての集落に光ファイバーが敷設され、地域人口の92％が住んでいます。北極地域における光ファイバー回線の出現により、国民の料金は100分の1、あるいはそれ以下に引き下げられる」と共和国イノベーション・デジタル開発・情報通信技術大臣のアナトリー セミョーノフは述べた。
ロステレコム社のサハテレコム支社長のコンスタンチン ヴォイテホフスキー氏が指摘したように、北極のデジタル化は同社の取り組みの重要な分野だ。
「情報サービスの普及は、地域経済全体の発展に弾みを与え、住民の生活により快適な環境を作り出すことを可能にします。 アナバル地区は、当社が光学技術をフルに導入した 2 番目の地区となりました。遠隔地や到達困難な地域でのこのような大規模プロジェクトの実施は、共和国政府の支援があってこそ可能となります」とコンスタンチン ヴォイテホフスキー氏は語った。
光ファイバー通信回線の到来により、ユリュング・ハヤ村落の住民は新しいデジタル製品やサービスを利用できるようになり、高速インターネットアクセスの無制限の料金プランが利用可能になり、導入を成功させるためのプロジェクトの推進と地元ビジネスの発展のための新たな条件が現れる。
この村落の4つの重要な社会的な施設 (学校、役所、公民館、幼稚園) が光ネットワークに接続されています。光ファイバーによる公衆回線網において、一本の回線を複数の加入者で共用する様々な通信方式のデータを送受信する技術（GPON）を使用した社内光ネットワーク (「すべての家庭に光ファイバーを」) の構築が進行中だ。
サハ共和国では、ロシアデジタル開発省の支援を受けて、残りの11の北極地域を光ファイバー回線に接続する北極シナジープロジェクトの実施が開始された。
サハ(ヤクチヤ)共和国大統領府・サハ(ヤクチヤ)共和国政府報道部 9月8日