ALROSA社は、革新的なダイヤモンド選別機の野外試験を実施します
世界最大級のダイヤモンド採掘企業であるALROSA社は、本年9月に革新的な開発品――汎用型・高性能ダイヤモンド選別機――の試験を実施します。新装置を技術工程に導入することで、キンバーライト鉱石の処理能力を1時間あたり最大300トンまで引き上げることが可能となり、これは現在のX線ルミネッセンス式選別機の性能を4倍上回ります。
選別機は、ダイヤモンドを母岩から分離する鉱山選鉱プラントにおける重要な設備です。これを用いることで、鉱山から採掘されたダイヤモンドを含むキンバーライト鉱石(原料鉱石)から、不要な岩石を取り除き、鉱石の品位を高めることができます。

新型セパレーターの最大の特長は、X線ルミネッセンス技術とX線透過撮影技術という二つの方式を組み合わせている点にあり、これにより従来よりも正確かつ迅速にダイヤモンドを回収することが可能になります。もう一つの特徴は「自由落下モード」で、ダイヤモンド原鉱をトレイやコンベヤーに載せず、「空中」で処理できる仕組みです。これにより、従来方式に比べて大幅な処理速度の向上が実現します。
さらに革新的なのは、そのモビリティです。従来モデルが固定設置を必要としていたのに対し、新しい汎用セパレーターはコンテナ型構造となっており、生産拠点間の移動や、露天鉱を含む鉱山現場での直接使用が可能です。
「汎用セパレーターの開発は、イノベーション・技術センター、『ブレヴェーストニク』イノベーションセンター、そしてALROSAのウダーチヌイ選鉱コンビナートのチームが密接に連携して進めました。プロジェクトは科学研究と試作設計という難しい段階を経ており、多くの技術的ソリューションはゼロから作り上げられました。この装置に匹敵するものは世界に存在しません」と、ALROSAイノベーション・技術センター所長のアンドレイ・ナセカイロフ氏は述べています。

一連のパイロット試験が成功裏に終了した後、ALROSA社の技術者たちは、イノベーションセンター「ブレヴェーストニク」の試験場で全システムの安定動作を確認した稼働可能なセパレーター試作機を完成させました。現在、このセパレーターは選鉱工場の一つで試運転と調整が行われており、2025年9月には実負荷下での試験が予定されています。試験が成功すれば、同社は量産化に向けたプロジェクトを開始する計画です。
【YAKUTIA24】通信社 8月12日