
ALROSAは低収益性の鉱床での採掘を一時的に停止します
6月15日より、ヴェルフネ・ムンスコエ鉱床(「ザポリャルヌイ」および「マグニトヌイ」採掘場)での採掘が一時停止され、4月1日よりアナバル川流域の砂鉱床(ハラ・マスおよびオチュオス、「アルローサ」グループの「アナバル・ダイヤモンド社」の資産)での採掘も一時停止されます。
これらの鉱床での2025年の生産計画における総採掘量は100万カラット未満であり、これはALROSAの総生産量の3%に相当します。
収益性の低い資産の一時的な保存に関する決定は、2024年11月に発表された効率向上とコスト最適化プログラムの一環としてALROSAによって採択されました。これにより、ALROSAは1年間で90億ルーブルの直接費用を削減することができます。

世界のダイヤモンド採掘企業は生産量を削減し、インドの研磨業界(世界の研磨市場の90%を占める)が蓄積した在庫を解消できるよう支援しています。現在の市場状況における世界のダイヤモンド生産量の総減少率は10〜15%に達しており、2021〜2022年の1億2000万〜1億2500万カラットから、2023〜2024年には1億〜1億500万カラットへと減少しました。
一方、ALROSAは過去3年間にわたり、安定して高い生産量を維持してきました。今回の特定鉱床での一時的な操業停止は「ホットコンディション(一時的保全)」の形で実施され、同社は施設のインフラを完全に維持し続けます。これにより、世界のダイヤモンド市場が回復次第、迅速に操業を再開できるようになります。

これらの鉱床の操業停止がALROSAの業績に影響を与えるのは2026年以降となります。これは、採掘された鉱石の選鉱作業が翌年まで継続されるためです。
ALROSAの2025年のダイヤモンド採掘計画は変更されず、2,900万カラットの生産が予定されています。
採掘停止のプロセスは段階的に進められ、秋までに完了する予定です。その間、該当する従業員には他の拠点での職種に応じた空きポストが提供されるほか、ALROSAグループ内で需要の高い職種への再教育および職業訓練が実施されます。
また、これらの変化の影響を受けるすべての従業員に対して、労働法および労働協約で定められた保証に従い、適切な手続きを実施します。
ALROSA広報部 4月4日