ロシアの最大手ダイヤモンド企業「ALROSA」がサハ共和国のテクノロジースタートアップに1億ルーブルを投資
2025年4月17日、ALROSAの経営者フォーラムの場で、サハ共和国のテクノロジースタートアップに1億ルーブルを投資する協定が締結されました。
署名には、ALROSAのCEOパーヴェル・マリニチェフとサハ共和国イノベーション開発基金のディレクター、ヴェラ・プチツィナが参加し、サハ共和国のアイセン・ニコラエフ大統領の立ち会いのもと行われました。
この資金は2025年から2028年にかけて、サハ共和国内で活動する小規模なテクノロジー企業のITプロジェクトを支援・発展させるための施策やプロジェクトに充てられます。
この目的のため、ALROSAとサハ共和国イノベーション開発基金の代表者で構成される特別委員会が設立され、同委員会がITプロジェクトの選定、資金の配分、実施スケジュールや技術仕様を承認します。
今回の協定は、世界的なダイヤモンド企業ALROSAとサハ共和国イノベーション開発基金との継続的な連携の一環です。
2023年には、ALROSAは1億ルーブルを国産ソフトウェアの開発、特にダイヤモンド採掘分野を含む輸入代替プロジェクトに投資しました。
「ALROSAと政府の支援により、サハ共和国のITクラスター企業は、海外の先進的な製品と競合できるデジタルソリューションを提案できるようになりました。この取り組みの継続は、国内IT専門家の世代と独自の開発市場の形成への足がかりとなります。IT分野での輸入代替は、ロシア連邦の『デジタル主権』を確立するための重要な課題です。イノベーション開発基金の活動により、若手開発者の雇用創出と、ヤクーチアITクラスターの中核形成が進むでしょう」と、ニコラエフ大統領は新たな協定についてコメントしました。

現在、ダイヤモンド採掘現場では、鉱山および採石機械の運用分析をデジタル化するシステム、ニューラルネットワークおよび機械学習モデル、生産の技術・運用指標の収集と分析システムのテスト、改良、および導入が進められています。
ALROSAの医療施設では、コンピュータービジョンと機械学習を活用した医用画像処理ソフトウェアが導入されました。
従業員向けの企業内研修には、デジタルプラットフォーム「スキロメーター(Skillometer)」が導入され、現在では40以上のコースを通じて7,000人以上の社員が活用しています。
また、サハの企業「スマート・ユニット(Smart Unit)」が開発した旅客機エンジンの作動監視システム「ホルス(HORUS)」は、すでにALROSAおよびヤクーチア航空によって運用されており、他のロシアおよび海外の航空会社への導入に向けた交渉も進められています。
「サハのスタートアップとイノベーションを支援することは、ALROSAにとって単なる社会的責任ではなく、戦略的な必要性です。
私たちの“ホームグロウン”ソリューションの一つひとつが、業務プロセスの改善や効率化に大きく貢献する可能性を秘めています。
イノベーション開発基金との連携は、地域IT企業の成長の礎となり、当社内はもちろん、国内外の市場でも需要のある独自製品の創出へとつながると確信しています」と、ALROSAのマリニチェフ代表は述べました。

「ALROSAの支援により、サハ共和国のテクノロジー企業は成長・発展し、新たな雇用を創出することが可能になっています。若いサハ企業へのさらなる支援と取り組みによって、今後も成長を続け、新たなスタートアップやプロジェクトの立ち上げが期待されます。
私たちは、人工知能を活用したプロジェクトや、生産部門向け、たとえば設備の保守・修理に関するシステムなどに重点を置いていく計画です。これは、サハ共和国の独自のデジタル・イノベーションの発展に向けた大きな一歩となるでしょう」
と、サハ共和国イノベーション開発基金のディレクター、ヴェラ・プチツィナは述べました。
【GTRKSAKHA】通信社 4月18日