毎年、サハ共和国には1万人以上の移民労働者が受け入れられています
7月、連邦メディアでは、労働力不足を補うためにインドから労働移民を受け入れるという情報が報道されました。本紙では、いくつかの地域が実際に労働特許(パテント)に関する制限を導入したことにより、外国人労働力の受け入れ地域を拡大し始めている状況を踏まえ、この問題について調査することにしました。
サハ共和国(ヤクーチア)内務省移民問題局のデータによると、同共和国に滞在する外国人の大多数は労働移民であり、毎年平均して1万人以上が受け入れられています。労働移民の主な就労先となっている自治体は、ヤクーツク市およびその周辺地域のほか、ネリュングリ地区、アルダン地区、ミールヌイ地区、レンスキー地区、オイミャコン地区、メギノ・カンガラース地区などです。

外国人がサハ共和国に入国する主な目的は「雇用による就労」です。共和国で働いている労働移民の大多数は、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、アルメニア、カザフスタンおよび中国の市民です。
2025年7月1日現在、同共和国において外国人労働者が従事している主な業種は、建設業、農業、林業、漁業および水産養殖業、卸売・小売業、自動車およびオートバイの修理業、鉱業、製造業、輸送・保管業、宿泊業、飲食サービス業、専門的・科学的・技術的サービス、その他のサービス提供業です。
最近、私たちの編集部には朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からの労働者がいるという情報が寄せられましたが、当局はこの情報を確認しておらず、また、2025年およびそれ以降にインドから労働移民を受け入れるという情報も、共和国の内務省移民局には届いていないとのことです。

サハ共和国の雇用サービス機関の情報によると、ビザに基づいてロシア連邦に入国し、就労を目的として滞在する外国人に対する労働許可および入国招待状の発給枠(クォータ)は、ロシア連邦の構成主体(地方政府)から提出された提案に基づき、ロシア連邦政府によって定められています。
移民問題を担当する部門は、ロシア内務省の地域機関の他部門と連携しながら、外国人が滞在・就労している施設において移民法違反の有無を確認するための点検活動や、法人および個人事業主に対する書類調査を定期的に実施しています。
しかしながら、移民法違反が確認された事例についての情報は、統計データの提供が不可能であるという理由により、当局から私たちの編集部には提供されていません。
【Yakutia24】通信社 7月28日