ヤクーツクのマスタープランは2024年に実施開始
マスタープランは、都市計画と領土の開発に焦点を当てた基本計画とは対照的に、社会経済および環境の保護と相互に関連した戦略的空間計画の文書である。
ロシア連邦のプーチン大統領の指示に従って、ヤクーツク市やネリュングリ市を含む極東25都市のマスタープランが策定された。大統領は、9月11日に第8回東方経済フォーラムで開催された極東の都市開発に関する会議の後、サハ共和国の領土基本計画の実施を含む指示リストを承認した。
サハ共和国は、2020 年以来、サハ共和国大統領付属建築・都市計画局を通じて、サハ共和国都市環境センター「LETO」また当局の参加を得て、マスタープランニングという戦略的計画ツールを使用してきた。オレニョク、ティクシ、チョクルダフ、ヤクーツク、ミールヌイ、ネリュングリ、アルダン、トムモット、オレクミンスク、レンスク、カンガラッスイの都市のために 11 のマスタープランが作成された。サハ共和国は農村地域の発展にも特別な注意を払っているため、マスタープランは都市だけでなく村についても策定されている。例えば、2つの村(チュラプチャとオクテムツィ)の基本計画はすでに承認されている。また10月には、ロシア北極圏発展の拠点都市のリストが決定され、その中にはティクシ集落とナイバ村も含まれていた。
マスタープランの策定にあたり、ヤクーツクの現状が包括的に分析され、住民への社会学的調査の結果に基づいて主要プロジェクトが特定された。
2023年9月5日、ニコラエフ大統領は 「プーチン大統領に2030年までのサハ共和国の都市開発の基本計画を提出し、会議後、すでに2024年から実施をために、マスタープランの実施に不可欠な資金調達を確保するようロシア連邦政府に指示しまいた」と説明した。
全体として、行われた作業の結果に基づいて、レナ川橋梁からレーニン広場の再建に至るまで、90の物件の建設が合意された。大学共同キャンパス、映画館パビリオン、ホテル、国際空港ターミナル、自治体施設などが建設される。これには、学校 12 箇所、医療施設 10箇所、幼稚園 18箇所、スポーツ施設 7箇所、道路建設、街灯、バスなどが含まれる。
連邦センターの支援のおかげで、ズベズドヌイマイクロディストリクトのライフラインと社会インフラ整備のために特別融資(37億ルーブル)が調達された。すでに600世帯以上が新しいマイクロディストリクトに引っ越した。特別融資の資金(12億5,000万ルーブル)は、ヤクーツクで最も多くの老朽化した住宅が集中しているスポルティヴヌイマイクロディストリクトの改修に使用される。
特別融資(15億5,000万ルーブル)の資金を活用して、サイサルイ湖の堤防が改善され、中央広場とレナ川の堤防が再建されている。この工事は2024年のアジア子供国際スポーツ大会の開催までに完了する予定です。
ヤクーツクでは、エコロジー国家プロジェクトの一環として、廃棄物中継所(30億ルーブル)が建設中で、資金調達にはロシアのエコロジカル・オペレーター会社のいわゆる「グリーンボンド」が使用される予定である。
サハ(ヤクチヤ)共和国大統領府・サハ(ヤクチヤ)共和国政府報道部 12月15日