Posted on: 2025年6月30日 Posted by: 管理者 Comments: 0

サハ共和国は「極東通り」展示会でテクノロジー実験エリア「氷河期パーク」を紹介します

9月3日から9日までウラジオストクで開催される第10回東方経済フォーラムの一環として行われる展示会「極東通り」にて、サハ共和国は、その文化、伝統、生活様式、投資および観光の可能性を紹介する展示を行います。
この展示会の主催は、ロスコングレス財団であり、ロシア連邦大統領の極東連邦管区全権代表の事務局の支援を受けています。
「東方経済フォーラムには、数十カ国から何千人もの参加者や来賓が訪れますが、その中で極東のすべての地域を訪れたことがある人はわずかです。『極東通り』の展示会は、極東の各地域がどのように暮らし、何を特徴としているのかを紹介し、投資家や観光客を惹きつける絶好の機会です。
サハ共和国は独自の文化と伝統、そして豊かな自然の観光資源を有する地域です。ここにはユニークな自然遺産や“力の場”と呼ばれる聖地があり、様々な民族がそれぞれの文化的特徴と伝統を大切にしながら暮らしています。
サハ共和国はクリエイティブ・テクノロジー分野でも確かなリーダーシップを発揮しており、最近では国際的なクリエイティブ産業フォーラムも開催され、多くのクリエイターが自らの作品を広く紹介する機会を得ました。特に映画分野は目覚ましい発展を遂げており、ヤクートの映画監督による作品は映画祭で受賞し、評論家からも高く評価され、ロシア国内のみならず海外にもファンを増やしています。
北方の美しい自然や観光名所、そして共和国の特色を紹介するパビリオンを訪れた方々は、きっとサハ共和国を訪れてみたいと思うことでしょう。」とロシア連邦政府副首相・大統領全権代表(極東連邦管区)・東方経済フォーラム組織委員会議長のユーリー・トルトネフは述べました。

今年、サハ共和国のパビリオンの面積は1,000平方メートルを超え、3つのゾーンに分かれます:メインパビリオン、商業・展示エリア、そしてステージです。展示・プレゼンテーションエリアでは、「世界マンモスセンター」構想の紹介が行われます。この構想は、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの大統領令により、「ロシア北極圏開発と国家安全保障戦略(2035年まで)」に盛り込まれました。
来場者のためには、マンモスの遺骸を保管する極低温貯蔵施設、モニタリングステーション、博物館・展示棟および研究施設、「氷河期パーク」と名付けられた技術試験エリア、観光・レジャーセンターなどを含む、科学複合施設のプレゼンテーションゾーンが用意されます。
「極東連邦管区の地域にとって、東方経済フォーラム(EEF)は最も重要なイベントです。私たちは多くの協定をこの場で締結し、それに基づく投資プロジェクトが、サハ共和国の発展に向けて長期的な推進力を与えてきました。第1回フォーラム以降、共和国には4兆ルーブルが投資され、地域総生産は4倍に増加し、2兆3,000億ルーブルに達しました。その最も重要な成果は、人々の生活の質の向上です。新たな産業が創出され、数千の雇用が生まれ、住宅、道路、社会インフラの整備が進められています。
また、EEFでは私たちの文化、伝統、極東地域の独自性を紹介できる絶好の機会でもあります。今年のサハ共和国パビリオンは、ヤクーツク市に開設が計画されている『世界マンモスセンター』に焦点を当てます。当地域の首都であるヤクーツクは、ロシア北東部でも有数の科学拠点であり、国内外の研究者を招いて古生物学の研究が活発に行われています。
こうした情報を含め、多くのことを『極東通り』の展示で知ることができます。私は、2025年の東方経済フォーラムが実り多いものとなり、すべての予定されたイベントが最高の水準で実施されると確信しています。」とサハ共和国のニコラエフ大統領は述べました。
展示・プレゼンテーションエリアでは、絶滅の危機に瀕する東方種のシベリア鶴(ステルフ)――手つかずの北方自然の象徴でもある――の保護に関するプロジェクトが紹介される予定です。この希少な鶴の保全活動は、サハ共和国の生物多様性を守るうえで極めて重要な取り組みの一つです。
また、地域の投資ポテンシャルや、大手企業による地域での取り組みにも特別な焦点が当てられます。
パビリオン内には観光ゾーンも設けられ、来場者は人気の観光ルートに関する情報を得ることができます。たとえば、国立自然公園「レナの石柱(レンスキー・ストルブィ)」、砂丘「トゥクラヌィ」、神秘的な湖「ラブィンクィル」、氷河「ブルース」などが紹介されます。

さらに、商業・展示エリアでは人気の地域ブランドが紹介され、宝飾品や土産物、衣料品やアクセサリーが展示されます。「極東通り」の来場者や参加者は、ヤクートの地元生産者による展示即売会を訪れ、記念品を購入することができます。
来場者の特に注目を集めるのは、フォーラム開催期間中の日ごとにテーマが異なる文化プログラムです。その主題は愛国心と故郷への愛であり、独自の民族民俗芸能と現代音楽、高度なクラシック芸術を融合させた内容となっています。
第10回東方経済フォーラムは、9月3日から6日までウラジオストクの極東連邦大学キャンパスで開催されます。この期間中、「極東通り」の展示はフォーラム参加者のみが入場可能で、9月7日、8日、9日には一般公開されます。


東方経済フォーラム2025広報部 6月30日

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