Posted on: 2024年5月21日 Posted by: 管理者 Comments: 0

サハ共和国の経済特区の参加企業は9,600人の雇用を確保した

特別経済体制を備えたロシア連邦における経済特区(ASEZ)は、既に2014 年にロシアのプーチン大統領の指示に従って設立された。
経済特区の枠組み内では、設備の整ったインフラを備えた個別の土地が割り当てられ、そこではビジネスやその他の活動を行う目的で特別な法制度が確立されており、投資家を誘致するのに有利な条件を作り出し、開発を確実にし、社会経済発展を加速させるように組織されている。

率直に言って、サハ共和国では当初、この考えには社会活動家や政治家の中にも多くの反対者がいた。その理由は、 経済特区の参加企業は最初の数年間に支払った税金額は大幅に減ったことにある。しかし、サハ共和国政府はそれを恐れず、大手の主要投資家と中小企業の両方と協力して経済特区の設立を進めた。
結果として、この考え方は正しく、経済的にも正当であることが明らかになった。現在、2つの経済特区、つまりASEZ「ヤクチヤ」(ヤクーツク市)とASEZ「南ヤクチヤ」(ネリュングリ市)では72社の企業が操業開始したが、9,600人の新たな雇用が確保された。
そして、サハ共和国の ASEZ の参加企業が生産開発に投資した総額は、すでに 2,030 億ルーブル以上に達している。そして、これは決して限界ではない。参加企業の発展の初期段階はすでに終了したが、サハ共和国予算への税収が多額になっており、ASEZプロジェクトへの資金の流れは毎年増加している。

「南ヤクチヤ」ASEZ の主要な参加企業は、デニソフスキー選鉱コンビナートとイナグリンスキー選鉱コンビナートである。現在、これらはサハ共和国だけでなくロシア国内でも最大のコークス炭の生産および輸出業者の一つである。そして、この企業の成長を助けたのは、ほかならぬASEZ の優遇措置だった。

「ヤクチヤ」ASEZ の主な参加企業の中には、ヤクーツク市民なら誰でも知っているサユリ温室複合施設、ニジニ ベスチャフ村にあるクリエイティブ産業分野の卸売流通センター、クヴァルタル トゥルーダ(「勤労の町」) テクノパーク、年中無休の児童保養健康センター「ポーラースター」である。

また、サハ政府はジャタイ造船所に大きな期待を寄せており、この造船所がサハ共和国の貨物と旅客の河川輸送産業全体を大きく成長させる中核となるはずだ。

YAKUTIA-DAILY】通信社5月17日

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