サハ共和国の平均寿命は、ロシア全国の平均値上回っています
サハ共和国の平均寿命は73.67歳で、ロシア全国の平均73.46歳や、極東連邦管区の平均69.92歳を上回っています。これは、サハ共和国労働・社会発展省の副大臣イノケンティ・コロトキフ氏が明らかにしました。
同氏によると、アイセン・ニコラエフ大統領により、2030年までに平均寿命を80歳以上に引き上げることが目標とされています。9月27日に行われた「直通ライン(市民との対話)」で、首長は高齢者支援を最重要課題の一つと強調しました。
サハ共和国には60歳以上の住民が15万1千人以上おり、そのうち12万人以上が労働功労者の退職者、1,500人以上が90歳以上、さらに19人の100歳を超える長寿者が暮らしています。

「長寿者について言えば、2024年からサハ共和国首長アイセン・ニコラエフ氏の指示により、『ウイェ・サース』の栄誉章に対する給付金が最大100万ルーブルに引き上げられました。この制度は単に寿命を延ばすだけでなく、生活の質を向上させることも目的としています」と、イノケンティ・コロトキフ副大臣は強調しました。
コロトキフ氏によると、サハ共和国政府は高齢者支援のために幅広い施策を実施しています。具体的には、尊厳ある老後を保障するプログラムや高齢者ケアシステムの整備、健康で活動的な長寿を支える環境づくり、高齢者を対象とした文化・スポーツ・教育活動への参加促進、さらに医療サービスや社会インフラの利便性向上に向けた取り組みが含まれています。

「活動型長寿」プログラムの一環として、2025年には7つの地区に対して、余暇活動、社会的観光、健康キャンプの運営費として合計700万ルーブルが配分されました。
また、移動が困難な高齢者のためのインフラも整備されています。具体的には、リハビリ・介護用機器のレンタル拠点、介護学校、「休憩」という技術支援システムが設けられています。すでに4地区で155人の介護補助者が活動しており、228人の高齢者が支援を受けています。
さらに、サハ共和国には独居高齢者を受け入れる237の里親家庭があり、2025年の対独戦勝80周年の記念年には、共和国内の1万3千人の退役軍人全員に支援が提供されました。
【GTRKSAKHA】通信社 10月6日