サハでユニークな古生物学的化石が発見された
チュラプチャ地区のホンドゥ川沿いの地域で、共和国科学アカデミーの探検隊が更新世後期よりも古い古生物学的な化石を発見した。共和国初代大統領財団によると、その中にはサイ、オオカミ、バイソン、アンテロープ、オオヤマネコ、マンモス、野生の鹿などの骨が含まれているという。
モスクワの古生物学研究所の研究員のアレクサンドル ラブロフ氏は、化石の一部の要素は動物が後期更新世よりも古いことを示していると指摘した。
「ここは新しい発見として、クズリ、オオヤマネコ、ビーバーがあります。たとえば、ここサハ中部ではビーバーとオオヤマネコはこれまで発見されたことがなく、私たちが最初に発見しました。ここにはまだ確認していない化石がありますが、例えば氷河期以前の温暖な気候に生息していたアンテロープのようです」とアレクサンダー・ラブロフ氏は語った。
ノボシビルスクにあるロシア科学アカデミー考古学民族学研究所北部支部石器時代考古学部門の主任職員アレクサンドル カンディバ氏によると、将来的には探査を拡大する予定で、古代人の生息地の遺跡が見つかる可能性があるという。今のところ探査作業が進行中だ。
「ここには更新世から古代人が生息していた時代にまで遡る古生物学的資料が数多くあるため、おそらく古代人が具体的に住んでいた場所があるのでしょう。このことのさらなる証拠は、古代人によって作られた石器、骨角器、そして断片化された骸骨です」とアレクサンドル キャンディバ氏は述べた。
5人からなる探検隊が初めてチュラプチャ地区で活動し、以前の調査は共和国の北部地域で行われた。
探検隊の旅行費は共和国初代大統領財団から資金提供されました。
備考
更新世(こうしんせい、Pleistocene)
地質時代の年代区分の一つで,新生代の第四紀を二分したときの前半の世。 洪積世,最新世ともいう。 人類の出現した時期で,約 258万年前から約 1万1700年前の期間にあたる。 およそ氷河時代に相当し,氷期,間氷期を数回繰り返し,古気候,海水準の変動,生物群の変遷,火山活動などに著しい特徴がある。
サハ(ヤクチヤ)共和国大統領府・サハ(ヤクチヤ)共和国政府報道部 8月25日