サハ共和国のニコラエフ大統領は、ロシア連邦運輸大臣とサハ共和国の道路インフラに関する主要プロジェクトについて協議しました
サハ共和国のアイセン・ニコラエフ大統領は、ロシア連邦のアンドレイ・ニキーチン運輸大臣と会談しました。会談では、地域における道路インフラの発展に関する主要な課題について協議が行われました。
特に、ヤクーツク周辺で進められているレナ川を横断する橋の建設について話し合われました。この橋は東シベリアと極東地域を結ぶもので、すでに建設が進められている大規模かつ社会的に重要なプロジェクトです。
さらに、ニコラエフ大統領と運輸大臣は、連邦自動車道路R-504「コリマ」およびA-331「ヴィリュイ」の整備についても協議しました。その中には、現存する冬季道路の廃止や、連邦道路「ヴィリュイ」の新しい区間の建設に関する課題も含まれています。

全長1,145kmのR-504「コリマ」道路は、サハ共和国における主要な交通の要所であり、そのうち19kmは氷上道路や冬季道路によって構成されています。ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの指示に従い、この道路の規格適合化と、マガダン州までの通年通行の確保に特別な注意が払われています。
また、全長1,546kmのA-331「ヴィリュイ」自動車道路も、ヤクーツク、ミールヌイなどの主要地域を結ぶなど、共和国の交通システムにおいて重要な役割を果たしています。このうち247kmは氷上道路や冬季道路で構成されており、イルクーツク州との通年交通も支えています。
交通インフラの改善および自然の水障害の克服には、ヴィリュイ川を渡る橋梁の建設が不可欠です。また、道路の一部区間の改修も必要とされています。
「このような交通の制約となっている区間の解消に向けて、サハ共和国に対し連邦の支援を行います」と、ロシア連邦のニキーチン運輸大臣は述べました。

アルダン川を横断する橋梁の建設についても協議されました。このプロジェクトでは、全長25.8kmの区間に、1.7kmの橋が建設される予定です。また、「オリチャン峠」や「ネラ渓谷」など、いくつかの道路区間の改修も必要とされています。これらすべてのプロジェクトにはすでに設計文書が整備されており、専門機関による肯定的な評価も得ています。
サハ共和国では、交通インフラの整備が計画的に進められており、今後の地域経済の力強い成長と、地域住民の生活水準の大幅な向上に寄与することが期待されています。
【GTRKSAKHA】 通信社7月23日